ハイテク市場調査会社の米In-Stat/MDRが8月10日に発表した予測によると、64ビットの組み込み用プロセッサ市場は2008年までに83%の成長を遂げる。
半導体産業は2003年から2008年にかけて、年率6.1%の成長を続けると見られており、それを大幅に上回るペースで拡大することになる。主に携帯端末、PC、DVDプレーヤーなどのコンシューマー分野の製品の売れ行きが貢献するという。
In-Stat/MDRの主席アナリスト、ジェリー・ウォーチェル氏は、大半のメーカーが64ビットMPUの代わりに32ビットMPUを2個使っているが、今後2年間で急速に64ビットMPUの利用にシフトすると予測する。
またウォーチェル氏は、将来的に64ビットMPUの成長を牽引するのは、コンピュータ市場よりも通信機器の分野になるとしている。
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