米Computer Associatesの不正会計問題をめぐって米証券取引委員会(SEC)は9月22日、同社および前会長兼CEOのサンジェイ・クマー被告ら3人を証券詐欺罪で起訴したと発表した。CAは司法省およびSECとの間で和解が成立、株主への弁済に2億2500万ドルを充てることに同意している。
起訴されたのはクマー被告のほか、スティーブン・リチャーズ同社元営業責任者、スティーブン・ウォギン元相談役。1998年から2000年にかけて不正な会計処理を行ったほか、SECの調査を妨害した罪に問われている。
CAは和解合意に基づき2億2500万ドルを拠出、コーポレートガバナンスと会計処理の改革を約束した。CAの発表によれば、これと引き換えに18カ月間の猶予が与えられ、CAで独立した調査官を置いて調査を実施、期限後にCAがすべての条件を遵守していると認定されれば、訴追が取り下げられる。
CAの不正会計問題ではクマー被告が引責辞任したほか、元CFOをはじめとする会計担当幹部3人がこれまでに起訴されている。
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