米ニューヨークの連邦裁判所で、米Sun MicrosystemsがJava技術の開発に当たりEastman Kodakの特許を侵害したとする陪審評決が下された。Kodakの広報担当者が10月4日確認したもので、Sunにとっては痛手となる。
この判断は、ニューヨーク州西部地区連邦地裁で1日に下された。損害額を決定するため今週中に陪審が再召集される予定で、Sunにとって高くつくものになる可能性もある。
Kodakは先に、Sunに対して一時金で10億6000万ドルの特許料を請求する意向を示している。
Kodakは2002年にSunを提訴、SunがJava言語の開発に当たり、特許3件を侵害したと訴えていた。この特許はオブジェクト技術に関連したもので1990年代半ばに認定され、Kodakが1997年にWang Laboratoriesから買収した。
この特許はソフト構築技術に関連したものであることから、影響が広く及ぶ可能性もあると、Illuminataのアナリスト、ゴードン・ハフ氏は指摘する。
「これは非常に広範な特許の主張のようであり、Javaを越えて(Microsoftの).Netにも及ぶかもしれない」とハフ氏。
Sunにはまだ今回の決定に異議を唱える機会が残されており、この評決の影響の大きさと請求されている損害賠償の額から考えると、激しく反論してくることが予想される。
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