インターネット総合研究所(IRI)は、慶應義塾大学と中小企業基盤整備機構が来年秋、同大学の湘南藤沢キャンパス(SFC)内にオープンを予定している起業家育成施設を支援すると発表した。
同施設は、同大学と地元自治体が協力して整備する。2階建てビルに賃貸オフィス26室を備えた。IT事業で起業を目指す個人やベンチャー起業、大企業内の社内ベンチャーなどが入居し、SFCの研究者と連携しながらビジネスを進める。入居者募集は来春以降。
IRIは、施設の用地取得費の一部を寄付するほか、入居する起業家に積極的に投資する。また、同施設内の照明を遠隔操作するIPv6を活用したシステムを、同大学と共同で研究する。
IRIの藤原洋所長は「アカデミズムに軸足を置いたベンチャー企業として、同じようなITベンチャーを支援したい」とコメント。慶応大の斎藤信男常任理事は「成功したITベンチャーであるIRIと連携することで、大学単体ではできない事業を進めていきたい」と歓迎した。
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