米PeopleSoftは10月11日、製造業向けスイートの新版「EnterpriseOne 8.11」を発表した。現在βテスト段階にあり、12月に発売予定。
8.11では新しいRFID処理ツール、製造ライン設計ツール、CRMツールなど250以上の機能強化が盛り込まれている。このうち「RFID Processor」は既存のRFIDツールを基盤として、輸送途中、倉庫、製造工場などの各工程で在庫が確認できるようになった。
製造ライン設計ツールの「PeopleSoft Demand Flow Manufacturing」はJCIT Internationalからライセンスした技術を利用。製造量と熟練度に応じて製造ライン設計、素材の補充管理、人員配置が行える。
「EnterpriseOne CRM」は、高度な販売/顧客サービス機能を製造業専用のビジネスプロセスに組み込んで、サプライチェーンの拡大に対応。「Sales and Operations Planning」では販売、製造業務、エンジニアリング、財政情報を一手に管理、需要変動予想やサプライチェーンに関する決定が財政に与える影響のシミュレーション向上を図ったとしている。
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