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不正会計問題で起訴のCA元CEO、Etreに登場

» 2004年10月12日 08時06分 公開
[IDG Japan]
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 不正会計問題でComputer Associates International(CA)のCEOを引責辞任し、証券詐欺罪で3週間前に起訴されたサンジェイ・クマー氏が10月11日、仏カンヌで開催のテクノロジーカンファレンス、Etreに予期せず登場した。

 クマー氏は自身の起訴については直接言及しなかったが、17年間勤めたCAを今年去ったことについては、自分の人生で新しい章の始まりだと表現している。

 自分のキャリアの中で犯した過ちについての質問が出ると、同氏はある程度話をぼかしながら「自分の主義、自分の信念に固執することだ」と語った。

 この後IDG News Serviceは、エンタープライズソフトの未来についてのラウンドテーブルを聞き終えたクマー氏に独占取材した。同氏は投資先となる新興企業探しが目的でEtreに出席したと説明。

 6月にCAを去った後、次にやりたいことを考えるために休暇を取り、新しいIT企業と技術の発展を支援するための投資会社を興すことに決めたという。

 助言や資金を提供してくれるほかのIT業界のベテランとともに、2カ月前にOnDemand Partners LLCを設立。クマー氏自身はエンタープライズソフトの経験を持ち、サブスクリプション制の料金に尽力してきたことから、こうした分野に焦点を当てていると話している。

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