富士通は10月28日、2004年4−9月中間期連結決算を発表した。営業利益は332億円と、前年同期比で512億円改善。中間期としては4年ぶりに営業黒字に転換した。
ソフトサービス部門では減収減益となったが、デジタル家電向けLSIやHDD、3G携帯電話向け基地局、新紙幣に対応したATMなどが好調だった。プラットフォーム部門や電子デバイス部門は、コストダウンが奏功して黒字転換した。
売り上げ高は2兆2200億円と、前年同期比3.6%増。経常利益は40億円と、同717億円改善した。純利益は81億円の赤字だが、同504億円改善している。
下期は、半導体やディスプレイ、携帯電話などの市況が悪化すると予測。通期の売り上げ高は、当初見通しから500億円減の4兆9000億円に下方修正した。営業利益や経常利益、純利益の見通しは変えない。
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