米IBMは10月29日、オートノミックコンピューティング戦略推進の一環として強化版のツールキットをリリースした。開発者を支援して、自己管理機能多数を既存のアプリケーションとサービスにさらに手早く組み込めるようにする。
この新ツールキット「Autonomic Computing Toolkit 2.0」には、組み込み可能なコンポーネント、利用シナリオ、より詳細な説明文書が加わった。これらはIBMのSoftware Development Platformと連携して機能できる。
Autonomic Management Engine (AME)の使い勝手も向上し、アプリケーションのサポートを拡大。AMEがイベントの監視と分析を行い、その後特定のコンピューティングリソースに関して修正措置の実行を計画する。新たにEclipseプラグインの「Resource Model Builder」も加わり、プログラマーが自分の製品内部のイベントを処理できるよう、AMEをカスタマイズしやすくなったと同社広報は説明している。
2.0では最近発表されたEclipse 3.0プラットフォームのサポートのほか、WindowsとLinuxの両プラットフォームのツールをサポート。IBMのOS/400とSun MicrosystemsのSolaris上でランタイム技術にも対応している。
このツールキットはwww.ibm.com/developerWorks/autonomicからダウンロードできる。
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