NECエレとMontaVista、組み込みLinuxシステムの開発販売で提携
NECエレクトロニクスと米MontaVista Softwareは11月1日、組み込み機器向けLinuxシステムの開発・販売で提携すると発表した。NECエレは、MontaVista製組み込み用Linuxを携帯電話やデジタル家電、カーナビ向けプラットフォームに採用。開発から販売、サポートまでを一貫して行う。
NECエレは、MontaVistaからLinuxと開発環境の提供を受け、半導体向けLSP(Linux Support Package)を独自開発。MontaVistaの認証を受けて販売するほか、OSを含むサポート業務も請け負う。MontaVistaのLinux製品の販売も行う。
従来、メーカーがNECエレの半導体とMontaVistaのOSを統合利用したい場合、別々に購入した上で自社で統合する必要があった。今回の提携で、メーカーはNECエレから半導体のシステムLSIからOS、プラットフォームまで一括して購入でき、開発工数を削減できる。
携帯電話やデジタル家電が多機能化・高機能化し、組み込みタイプのシステム構築はますます複雑になっているが、競争激化で開発期間の短縮が厳しく要請されている。NECエレによると、携帯電話の開発時、2Gなら工数全体の6割、3Gなら同8割がソフト開発にかかるといい、開発速度向上にはソフト開発のスピードアップが不可欠になっている。
NECエレのソフトウェア開発推進室 光岡誠治室長は「LSIやボードと基本ソフトをセットで提供することで、メーカー側は、アプリケーションやコンテンツなどの開発に専念でき、開発のスピードアップを図れる」と話す。
モンタビスタソフトウェアジャパンの有馬仁志社長は「コストや開発工数が削減できるメリットから、組み込み用OSとしてLinuxの採用が進んでいる。NECエレにLinux OSを使ってもらうことで、組み込み用Linuxがさらに発展するだろう」とした。
両社は、並列型ARMプロセッサなどマルチコアプロセッサでも技術開発を共同で行うことを検討している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
2
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
3
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
4
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
5
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
8
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
9
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
10
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR