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» 2004年11月01日 15時37分 UPDATE

NECエレとMontaVista、組み込みLinuxシステムの開発販売で提携

[ITmedia]

 NECエレクトロニクスと米MontaVista Softwareは11月1日、組み込み機器向けLinuxシステムの開発・販売で提携すると発表した。NECエレは、MontaVista製組み込み用Linuxを携帯電話やデジタル家電、カーナビ向けプラットフォームに採用。開発から販売、サポートまでを一貫して行う。

yu_necele.jpg NECエレクトロニクス・ソフトウェア開発推進室の光岡誠治室長(左)と、モンタビスタソフトウェアジャパンの有馬仁志社長

 NECエレは、MontaVistaからLinuxと開発環境の提供を受け、半導体向けLSP(Linux Support Package)を独自開発。MontaVistaの認証を受けて販売するほか、OSを含むサポート業務も請け負う。MontaVistaのLinux製品の販売も行う。

 従来、メーカーがNECエレの半導体とMontaVistaのOSを統合利用したい場合、別々に購入した上で自社で統合する必要があった。今回の提携で、メーカーはNECエレから半導体のシステムLSIからOS、プラットフォームまで一括して購入でき、開発工数を削減できる。

 携帯電話やデジタル家電が多機能化・高機能化し、組み込みタイプのシステム構築はますます複雑になっているが、競争激化で開発期間の短縮が厳しく要請されている。NECエレによると、携帯電話の開発時、2Gなら工数全体の6割、3Gなら同8割がソフト開発にかかるといい、開発速度向上にはソフト開発のスピードアップが不可欠になっている。

 NECエレのソフトウェア開発推進室 光岡誠治室長は「LSIやボードと基本ソフトをセットで提供することで、メーカー側は、アプリケーションやコンテンツなどの開発に専念でき、開発のスピードアップを図れる」と話す。

 モンタビスタソフトウェアジャパンの有馬仁志社長は「コストや開発工数が削減できるメリットから、組み込み用OSとしてLinuxの採用が進んでいる。NECエレにLinux OSを使ってもらうことで、組み込み用Linuxがさらに発展するだろう」とした。

 両社は、並列型ARMプロセッサなどマルチコアプロセッサでも技術開発を共同で行うことを検討している。

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