米Googleはこの週末から段階的に、WebメールサービスのGmailでPOP3サポートを導入する。ユーザーはこの機能を使ってGmailサーバから、PCやワイヤレス機器の電子メールアプリケーションにメッセージをダウンロードできるようになる。
POP3対応によって、サーバベースのGmailメッセージをMicrosoftのOutlookのようなクライアントサイドの電子メールアプリケーションに転送し、ローカルのHDDに保存してオフラインでもアクセスできるようになる。POP3対応の電子メールクライアントを搭載したワイヤレス端末のユーザーも、GmailメッセージをPDAや携帯電話にダウンロードすることが可能になる。
Googleはまた、Gmailにウイルススキャン機能を追加する準備も進めている。これは既存技術のライセンスによって実現するもよう。さらに、JavaScriptをサポートしていないブラウザでもGmailを利用できるようにするためのHTMLインタフェースも開発中だ。GmailではJavaScriptを多用しており、現在Gmailを利用できるのはJavaScript対応のブラウザのみとなっている。
こうした機能強化のほか、WAPやXHTMLのサポートを通じてワイヤレス機器対応が強化される可能性もある。これは、現在βテスト段階にあるGmailをいずれ最も機能豊富なWebメールサービスとして提供しようと努めている一環だと、Google幹部は説明している。
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