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職場のIMは仕事よりプライベートで有効活用?

» 2004年11月12日 07時56分 公開
[ITmedia]

 インスタントメッセージ(IM)は自宅よりも職場の方が利用頻度は高いが、従業員の57%は仕事のためのIMをプライベートで使っている――。調査会社META Groupが11月11日発表した報告書でこんな傾向が明らかになった。

 この調査は世界300社を対象に実施。職場でプライベートな会話にIMを使っているとの回答は57%だったが、半面、自宅で仕事のためにIMを使っているという人も56%に上った。

 ほかの通信手段と比べると、職場でプライベートな電話利用を禁止している企業は3%、電子メール禁止は5%のみだったのに対し、IM利用を完全に禁止している企業は16%。電子メールの場合、68%の企業である程度の個人的な利用を認めているが、IMの個人利用を認めているのは44%にとどまっている。一方、IMに関して正式にポリシーを定めていない企業も約35%あった。

 回答者のうち、IMのプライベート利用を禁じるポリシーには従うと答えたのは49%と半数を割っているが、禁止を無視してIMを普段通りに使い続けるとの回答は10%のみ。META Groupでは、少なくとも職場のIM利用を規制するポリシーを定めるべきだと企業に勧告している。

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