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スクエニ、「FFXI」好調で経常益3.2倍に

» 2004年11月18日 19時13分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックスは11月18日、2004年4−9月中間期の連結決算を発表した。「ファイナルファンタジーXI」(FFXI)などオンラインゲームや、携帯電話向けコンテンツが好調で、経常利益は61億3300万円と前年同期比222.8%伸びた。

 売上高は前年同期比23.6%増の243億9500万円、営業利益は同155.3%増の59億5200万円、純利益は同162.8%増の31億3300万円だった。

 「FFXI」やアジア市場向けMMORPG「クロスゲート」などオンライン事業が好調だった。FFXIは全世界同一サーバを国内管理しており、アクセスのピークが時差によってばらけるため効率的な運用ができるという。同事業全体の売上高は同101%増の76億8400万円、営業利益は同230.9%増の32億5200万円だった。

 コンソールゲームは利益率がアップした。国内向け新タイトルが前年同期より少なかっため、売上高は同13.4%減だったが、ゲームボーイアドバンス向け「ファイナルファンタジーI・IIアドバンス」や、PS2向け「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」など、既存ゲームの移植作が好調だったため、営業利益は7%増えた。

 携帯電話向けコンテンツ事業も好調だ。iモードとEZweb向け「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」ポータルサイトは順調に会員数を伸ばした。同事業の売上高は同54.8%増、営業利益は同12.5%増だった。

 出版事業も「鋼の錬金術師」のヒットで伸びた。「月刊少年ガンガン」などコミック雑誌や単行本の売り上げが大きく伸張し、売上高は同44.5%増、営業利益は同64.5%増となっている。

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