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ナムコ、「ゼノサーガII」など不調でゲーム部門が営業赤字に

» 2004年11月18日 20時07分 公開
[ITmedia]

 ナムコは11月18日、2004年4−9月中間期の連結決算を発表した。「ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸」(ゼノサーガII)などPS2向け新作ゲームが不調だったため、コンソールゲーム事業が13億2400万円の営業赤字に転落。全体の営業利益は同49%減の44億2200万円に落ち込んだ。

 コンソールゲーム事業(携帯コンテンツ含む)は、前年同期の41億3200万円の黒字から、一気に赤字転落した。PS2向け「テイルズ オブ シンフォニア」や「塊魂」などが好調だったが、「ゼノサーガII」や「フットボールキングダム トライアルエディション」の販売が見込みを下回った(8月9日発表の第1四半期概況によると、ゼノサーガIIの販売本数は28万本)。北米は堅調だったが、大作の乏しかった欧州でも売り上げが低下した。

 携帯電話向けコンテンツは、国内は「太鼓の達人」公式サイトが、北米では「パックマン」のゲームコンテンツが好調だった。

 「ナムコ・ナンジャタウン」などフードテーマパーク事業は好調に推移した。

 売上高は同2%減の819億8000万円、営業利益は同49%減の44億2200万円、経常利益は同48.3%減の42億円、純利益は同28.2%減の26億7900万円だった。

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