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米5団体、「暴力的ゲームのワースト10」発表

» 2004年11月24日 09時59分 公開
[ITmedia]

 米国における本格的なクリスマス商戦入りを目前に控えた11月23日、暴力的なゲームが子供に及ぼす影響について警鐘を鳴らす米国の5団体が共同声明を出し、「暴力的ゲームのワースト10」を発表、小売業者や親に注意を呼び掛けた。

 暴力的ビデオゲームの「ワースト」として、DOOM 3、Grand Theft Auto、Gunslinger Girls 2、Half Life 2、Halo 2、Hitmanなどを名指ししている。さらに、米国陸軍が入隊宣伝に使っているWebベースの無料ゲーム、America's Armyに対する懸念も表明した。

 共同声明を出したのは、Interfaith Center on Corporate Responsibility(ICCR)、National Council of Women's Organizations、Mothers Against Violence in America、Center for Advancement of Public Policy、Justice and Witness Ministries of the United Church of Christの5団体と、ニューヨーク市評議会メンバーのエリック・ギオイア氏。

 共同声明では、不適切なゲームを子供に直接売ることがないよう小売業者に呼び掛けるとともに、ゲーム業界に対しては、親が理解できるレーティングシステムを、もっと広めるよう促している。

 米国は今年、11月25日が感謝祭。例年、感謝祭翌日の金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれ、年末クリスマス商戦の幕が切って落とされる日とされており、ゲームなどのエンターテインメント商品の販売が、1年間で最も高まる季節を迎える。

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