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Yahoo!BB会員情報? 週刊誌が持ち込み

» 2004年12月13日 19時52分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクBBは12月13日、「Yahoo!BB」の会員情報と称するデータ5000件あまりが外部から持ち込まれたと発表した。11月に日経BPから持ち込まれた900件のデータと同じ特徴があり、同じデータベースから流出したものとの見解。最大約8万6000件の会員情報が流出したおそれがあるとしている。

 週刊新潮(新潮社)と週刊フラッシュ(光文社)がそれぞれ持ち込んだ。データには、氏名、住所、電話番号、携帯電話番号情報が記載されていた。

 週刊新潮からは12月10日夕方、約1500件分の紙データが持ち込まれた。週刊フラッシュからも同日同時刻ころ、5000件分のデータを入手したとの連絡があり、翌11日、ソフトバンクBBが同デジタルデータを入手した。

 照合の結果、両データは日経BPから持ち込まれた900件のデータと同じ特徴があったほか、週刊フラッシュのデータには、日経BPのものと同じデータが含まれていたという。

 さらに、ソフトバンクBBは12月13日、週刊新潮から約3万件の会員情報を入手したとの連絡を受けたという。同社は同データはまだ手に入れておらず、照合を行っていない。

 持ち込まれたデータにはYahoo!JAPAN IDなど同社固有のデータが記載されておらず、同社データベースから流出したものかどうかは不明としているが、3種類のデータの特徴が一致し、かつ重複があるため、同社は、同一データ保持者が意図的に複数の報道期間に提供しているものと見ている。

 同社は3社に対し、データの取得元など情報の提供を要請しているが、3社とも応じていないという。

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