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新卒就職先選びの決めては「働きがい」

» 2004年12月22日 19時07分 公開
[ITmedia]

 ワイキューブは12月22日、大学4年生および大学院2年生を対象にした「会社選び」に関する意識調査の結果を発表した。

 調査は、「最終的に就職先としての企業を選ぶ際、重視するポイント」について、全63項目への5段階評価を入力してもらった。今年8月から就職活動終了時に実施し、有効回答数は605人。

 集計によると、企業を選ぶ際に重視するポイントの最上位3項目は、「働きがいがある」「自分が成長できそうである」「会社の雰囲気が良い」という結果になった。

 同社の分析によれば、これらの項目は、「自分のモチベーション(学生自身の主観的な見解)」に関する要素であり、4位以下においても「面白い仕事である」「仕事の成果や業績が正当に評価される」「経営理念に魅力がある」など、仕事をする自分のモチベーションアップにつながる要素が得点上位項目を占めた。

 また、「成長性が高い」「優れたビジネスモデルを持っている」「企業イメージが良い」などの「企業の将来性(就職先への客観的評価)」に関する要素も重視されており、自分自身の成長と自分が入社した後の企業の成長、つまり未来への意識と期待が重要ポイントになっているようだ。

 一方で、「知名度が高い」や「上場企業である」といった「企業知名度」、「売上や利益が高い」や「企業や商品がブランドとして認知されている」などの「企業の社会的地位・権力」は、重視されない要素であることがわかった。

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