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地デジ放送、「興味はあるが急いで対応機器を買うほどでもない」

» 2004年12月28日 17時39分 公開
[ITmedia]

 gooリサーチとjapan.internet.comは12月27日、定期レポート「第10回:地上デジタルテレビ放送に関する調査」の結果を発表した。

 これによると、地上デジタルTV放送の視聴意向は、「見たい」が74.2%、「見たくない」は17.3%、またすでに「見ている」人が8.5%だった。第1回目の調査結果と比べると、見たい人が5.3ポイント減、見たくない人が2.6ポイント増、すでに視聴している人も2.7ポイント増となるが、全体的な傾向としては、1〜10回目までの調査を通して大きな変化は見られなかった。

 地上デジタルTV放送対応のテレビやチューナーを購入するのに、支出できる金額は、選択肢でもっとも価格が低い「5万円未満」と答えた人が第1回目結果よりも3.2ポイント増加して81.6%で、ほかを圧倒した。

 また、対応機器の購入時期に関しても、1〜10回目までの調査を通して、約3割の人が「現在のアナログ放送が終了する2011年頃」、約2割が「わからない」と答えている。

 現在、地上デジタルTV放送を視聴している人に、視聴形態をたずねたところ、CATVが第1回目結果から14ポイント増加して57.6%でトップ。チューナー内蔵型TVが同じく1.4ポイント増加して30.4%、「対応チューナーをTVに接続」は第1回目結果よりも16.5ポイント減少して10.9%だった。

 地上デジタルテレビ放送を視聴している人の満足度は、「満足」が第1回目結果から若干増加して12.0%、「どちらかといえば満足」は4.1ポイント増加して38.0%で、合わせて半数の人が今の地上デジタル放送に満足しているようだ。

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