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HPのフィオリーナCEO、今後の新製品の一端を披露

» 2005年01月08日 08時33分 公開
[IDG Japan]
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 「デジタル革命」とは、使いやすく手頃な技術と製品をユーザーに提供し、メディアを通じた生活の共有を支援すること――。Hewlett-Packard(HP)会長兼CEOのカーリー・フィオリーナ氏は1月7日、Consumer Electronics Show (CES)の基調講演でこう語った。

 フィオリーナ氏とともに登場したミュージシャンのグウェン・ステファニーは、自らデザインしたHPのデジタルカメラを披露。シンガーのベネッサ・カールトンは、特定の楽曲に関連付けてダウンロードでき、HPブランドのiPodのスキンとして使えるアートの「パーソナライズド・タトゥー」を宣伝した。DreamWorks Animationのジェフリー・カッツェンバーグ会長はビジネスパートナーとしてのHPを褒めたたえた。

 フィオリーナ氏は今後発表予定のニュースについてもほのめかした。映画会社やTV局といったコンテンツプロバイダーがアーカイブのコンテンツをデジタル形式に変換するのを支援するためHPが開発中のデジタルプラットフォームについて、4月にNational Association of Broadcastersのカンファレンスで詳細を説明する予定だという。

 基調講演では、HP研究所で進められている研究についてのビデオも紹介された。その中の1つ、スクリーン内蔵のコーヒーテーブルでは、街の地図を参照したりパズルやゲームをすることが可能。ユーザーが地図上を指でなぞると通りから通りへと移動でき、同じように、テーブル上で指を走らせてパズルを組み立てたりゲームのこまを移動できる。この製品のデビュー時期は明らかにされなかった。

 HPは、CESのホットなトピックであるIPTV(Internet Protocol TV)に関してOrca Interactiveと協力しているともフィオリーナ氏は語ったが、このプロジェクトについてそれ以上の詳細は明かさなかった。

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