MS、Pfizerと共同調査で偽バイアグラ販売チェーンを摘発
米MicrosoftとバイアグラのメーカーPfizerは2月10日、偽バイアグラ販売サイトを運営している国際スパム組織を相手取って訴訟を起こしたと発表した。両社が協力して7カ月にわたる調査の末、偽薬品販売業者と宣伝メールを送りつけている業者を突き止めたという。
Pfizerは、米医薬品局の認可を受けていない薬品の宣伝販売を行っていたとされるCanadianPharmacyとE-Pharmacy Directを提訴。さらに、偽バイアグラの販売に使われていたドメインの差し押さえを申し立てた。
一方、Microsoftはこれらサイトの広告を流していたスパム業者を提訴するとともに、バイアグラ以外の薬品を売り込んでいたスパム業者に対しても3件の訴訟を起こした。これら医薬品スパム業者はMSN Hotmailのユーザーに宛てて、過去1年だけで何億通もの迷惑メールを送信したと主張。米CAN-SPAM法に違反して電子メールで詐欺的な手口を使ったと訴えている。
両社の調査ではまず、オンライン“薬局”を名乗って大量の宣伝スパムを流していたCanadianPharmacyについて調べ、巧妙なスパムチェーンの存在を突き止めた。このチェーンは複数のグループで組織され、それぞれがCanadianPharmacy関連の複数のサイトを宣伝するスパムを送信。これらサイトは多くが、同組織とは無関係の実在する人物の氏名と住所を使って登録され、本人は自分の名前が使われていることに気づいていなかったという。
注文プロセスをたどったところ、国際的な違法薬品サプライチェーンが形成されていたことが判明。スパムで宣伝していたサイトからバイアグラなどを注文すると、まずニューヨークのコンピュータで注文を受け付け、カナダにあるコールセンターに転送、その後インドに送って処理する仕組みになっていた。商品は米国の輸送会社を経由してインドから空輸されていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
個人開発のオンライン将棋「飛角」終了 「ほとんどがBOT対局、人同士が成立しない」状況に
-
2
厚労省の調査書類、ヤマトが配送中に紛失 339人分の氏名や給与額など漏えいのおそれ
-
3
ソニーミュージックのVTuberプロジェクト「VEE」終了 5年で幕「事業継続困難」
-
4
“新しいITパスポート試験”のサンプル問題が公開に シラバス案も 新たな出題範囲は?
-
5
新型iPhoneに搭載されると噂の「可変絞り」、その効果とは?
-
6
Grok、Aniと“お別れ” 3Dコンパニオン機能が終了 キャラは開発スタジオの新アプリ「Animates」で継続へ
-
7
ティックトッカーの“電車にスマホ貼り付け”騒動に東京メトロが言及 「撮影許可していない」
-
8
知りたくなかった……「プールに含まれるおしっこの量」の記事がアクセス1位に
-
9
「テスト」「あああああ」誤って本番公開 サンライズ「MAO」公式サイトで
-
10
参議院サイト、17年ぶり刷新の裏で「制作費26万円」が話題に 落札結果から判明 SNSで驚きの声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR