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HP、組織内のウイルス拡散制御ソフト「Virus Throttle」発売

» 2005年02月12日 07時04分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は2月11日、企業向けのウイルス感染対策ソフト「Virus Throttle」を発売した。企業ネットワーク内部でウイルスの拡散を制御し、被害を最小限に食い止める。

 従来のようにウイルスをスキャンするタイプの製品は、サードパーティーが提供する既存のウイルス定義に依存している場合が多く、新型のウイルスには効かない可能性もあるとHPは指摘。

 これに対してVirus Throttleはネットワークへの接続要求をモニタし、ウイルス型の異常な動きを検出。それがウイルス性のものかどうかを管理者が見極めて対応を取るまでの間、感染マシンによる接続を制限する。ウイルスが増殖しようとする速度が速いほどVirus Throttleの反応速度も速くなり、人の手を介さなくても自動的に反応するという。

 Virus ThrottleはHPのProLiantサーバおよびBladeSystemアーキテクチャ向けに、パッケージ製品の「ProLiant Essentials Intelligent Networking Pac」として提供される。米国での推定小売り価格は149ドル。

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