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インターネットの先駆者、サーフ氏とカーン氏がチューリング賞を受賞

» 2005年02月17日 16時23分 公開
[IDG Japan]
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 米国計算機学会(ACM)はようやくネットワーキング技術に多少の敬意を払うことにしたようだ。同学会は2月15日、インターネットのパイオニアであるヴィント・サーフ氏とロバート・カーン氏にA.M. Turing賞を贈ると発表した。

 Turing賞は1966年から続いている歴史のある賞で、英国のアラン・M・チューリング博士の名を冠した賞の受賞者には10万ドルが与えられる。これまで、マウス考案者のダグラス・エンゲルバート氏、UNIXを作り上げたケン・トンプソン氏とデニス・リッチー氏が受賞している。

 2004年の受賞者である両氏はコンピュータネットワーキング部門では初めてのものだとACMの広報担当者は述べた。授賞式は6月11日、サンフランシスコで開催される予定。

 Turing賞受賞についてサーフ氏は「大きな喜びだ。歴史的に、この賞はコンピュータ科学の基礎技術にかかわった人々に与えられてきた。先駆者とともに名前が挙がったことは驚きであるとともに名誉なことだ」とコメントしている。

 サーフ氏とカーン氏は1973年、DARPAでInternet Protocol(IP)を考えつき、翌年にはTransmission Control Protocol(TCP)に関する論文を出した。

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