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IBM、新アーキテクチャX3搭載サーバを発表

» 2005年02月23日 08時52分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月22日、Intelの64ビットXeonプロセッサに対応したサーバ向け新アーキテクチャ「eServer X3」を発表した。3年がかりで1億ドルを投じて開発したもので、メインフレームで培った技術を活用してIntelプロセッサ搭載サーバの性能強化を図っている。

 X3はIBMのXアーキテクチャの第3世代に当たり、サーバ連携強化とエンタープライズアプリケーションソフト向けに最適化。同社のVirtualization Engine技術を利用して仮想化機能が強化された。

 X3を採用したデュアルコア対応のIntelプロセッサ搭載サーバ第一弾として、「eServer xSeries 366」も同時発表。64ビットのXeon MPプロセッサを搭載し、DDR2ベースのActive MemoryおよびActive PCI-X 2.0のサポートを組み込んだ。

 X3の中心となる「Hurricane」チップセットでは、メモリ反応時間の短縮とレスポンスタイムの向上を実現。システム全体の性能は64Gバイトのメモリを使った場合、従来の世代に比べて最大で38%向上するといい、32ビットと64ビットのアプリケーションの同時実行や、大量のデータ処理速度向上が図れると説明している。

 xSeries 366は3カ月以内に大量出荷を開始する計画。米国での価格は6999ドルから。

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