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みずほ、三井住友、郵政公社が指静脈認証ICカード導入

» 2005年03月02日 20時06分 公開
[ITmedia]

 みずほ銀行と三井住友銀行、日本郵政公社はそれぞれ、偽造キャッシュカードによる被害を防ぐため、指静脈認証に対応したICキャッシュカードを発行する計画だ。

 指静脈認証は、ユーザーの指静脈パターンをICチップに保存し、ATMなどに搭載した専用機器で認証する仕組み。指静脈パターンは一人一人違う上、ICカードはデータの書き換えが難しいため、偽造カードやなりすましによる預金引き出し被害を防げるとしている。

 三井住友は年内に、みずほは来年上期から、郵政公社は来年10月から導入予定。指静脈認証に対応したATMは、日立オムロンターミナルソリューションズが販売している(関連記事参照)。

 東京三菱銀行は昨年10月、富士通などと共同開発した手のひら静脈認証対応ICキャッシュカードを発行開始した(関連記事参照)。みずほなど3社は、認証速度や利便性などを総合的に評価し、指静脈認証を選んだとしている。

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