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広島エルピーダ新300ミリ工場、まず月産1万5000枚

» 2005年03月09日 17時31分 公開
[ITmedia]

 エルピーダメモリは3月9日、広島エルピーダ(広島県東広島市)の敷地内に建設中の300ミリウエハ対応新工場について、最初の量産設備投資を決めたと発表した。

 月産1万5000枚までの設備を1000億円強で発注し、12月に量産稼働を開始する計画。2006年度第1四半期までに月産1万5000枚フル生産に引き上げる。

 新工場の最大稼働時の生産能力は月産6万枚で、今回の設備投資が第1弾となる。今後、DRAM市況や需要動向を見ながら段階的に能力を増強する。

 新工場には、半導体工場としては世界最大級となる天然ガスコージェネレーション(熱電併給)システムを導入する計画。商用電力を使用した場合と比べてCO2を20%強削減できると見込んでいる。

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