Mozillaブラウザスイートの「Mozilla Application Suite」(通称Seamonkey)はバージョン1.7.xが最後になると、Mozilla Foundationが3月10日サイトに掲載した告知で表明した。1.8を正式リリースする予定はないと明言している。
Mozilla Foundationでは、「Firefox」ブラウザとメール/ニュースクライアントの「Thunderbird」に重点を移すと表明済み。Seamonkey 1.7.xのメンテナンスは続ける意向で、数週間以内に1.7.6をリリースする。
1.8はαおよびβ版をリリースしたが、これはコードベースのバックエンド部分に加えた変更をテストするのが目的だったと説明。Mozilla Foundationから1.8の正式版がリリースされるとの誤解を与えてしまったが、その計画はないと断っている。
これがMozilla Foundationの正式リリースになると思って1.8にかなりの貢献をした人もおり、こうした貢献者が不満に思うのは無理もないが、これはMozilla Foundation側の過ちだったとして謝罪。もし1.8をリリースすればこれもサポートしなければならなくなり、FirefoxとThunderbirdに加えてそれほどたくさんのバージョンサポートは管理し切れないと釈明している。
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