セイコーエプソンと米国法人が、香港系企業が製造販売する同社プリンタ用インクカートリッジに特許権を侵害されたとして米国で訴えていた問題で、米連邦地裁はこのほど、特許侵害を認めた。今後、損害賠償額などを陪審が決める。
エプソンによると、香港を拠点とするMulti-Union Tradingと米国関連会社Dynamic Print USAは、「Print-Rite」ブランドでエプソン製プリンタ用インクカートリッジを販売。エプソンは、同社が所有するインクタンクの特徴に関する特許(米国特許第5158377号、第5622439号)を侵害されたとして2001年4月にオレゴン地区連邦地裁に提訴した。
地裁は、Multi-Unionらが販売したカートリッジのすべてがエプソン特許を侵害していると認め、Multi-Unionによるエプソン特許の無効請求を却下した。
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