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Time Warner、罰金3億ドルでSECと和解

» 2005年03月22日 09時16分 公開
[ITmedia]

 米Time Warnerは3月21日、America Online(AOL)の不正会計疑惑に関連して米証券取引委員会(SEC)に提案していた和解案が認められたと発表した。これでSECによる調査は決着することになる。

 和解合意に基づき、Time Warnerは不正行為について肯定も否定もしないまま、今後は証券法の条項に違反せず、SECからAOLに対して2000年5月に言い渡された禁止命令に従うことに同意。罰金として3億ドルを支払い、問題が指摘されていた過去のBertelsmannとの取引に関する広告収入の扱いを修正する。

 これに伴い2000〜2003年の通期決算を修正。これらの修正は、今年3月11日にSECに提出した2004年通期の決算報告にも反映される。

 今回SECに認められた和解案は、Time Warnerが昨年12月、米司法省との和解合意を発表した際に併せて公表していたもの。司法省に対してはTime Warnerが計2億1000万ドルを支払うことで決着している。

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