米AMDは3月30日、仮想化技術「Pacifica」に関する情報を初公開した。Pacificaは個々の独立したパーティションで複数のOSとアプリケーションを効率的に実行できる技術。1台のコンピュータを複数の「仮想」システムとして機能させることが可能になる。
仮想化のアプローチは従来、ソフトのみを利用していたが、PacificaではDirect Connect ArchitectureでAMD64技術を拡張、プロセッサとメモリコントローラに新しいモデルと機能を導入して仮想化機能強化を図る。
これら新機能は既存の仮想化ソフトとの後方互換性を確保しながら、複雑さを解消し新しい仮想化ソリューションのセキュリティを強化する一助になるとAMDは説明。Microsoft、VMware、XenSourceとの戦略提携を通じ、各社の仮想化ソフトと連携させる。
Pacificaは4月に仕様を一般に公開予定。AMDのクライアント向けとサーバ向けプロセッサで来年上半期に提供開始を予定している。
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