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Blasterワーム作成少年、MSへの賠償は免除

» 2005年03月31日 09時22分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Blasterワームの亜種を作成したとして起訴された10代の少年が、Microsoftに対する賠償金49万7546ドル55セントの支払いを免れ、その代わり奉仕活動に従事することを認められた。

 3月29日に裁判所に提出された書面によれば、Microsoftはこの処罰を現金から225時間の奉仕活動に切り替えることに同意した。ミネソタ州在住のジェフリー・リー・パーソン被告(19)は今後3年間、毎年75時間ずつ恵まれない人のために働かなければならない。これにはコンピュータやインターネットを使った活動は認められない。

 パーソン被告は昨年、W32.Blaster-Bワーム作成の罪を認め、今年1月に18カ月の禁固刑と、出所後3年間の監視、100時間の奉仕活動を命じられた。両者の間でその後、パーソン被告からMicrosoftに支払うべき賠償金は約50万ドルと定められた。

 「当社では禁固刑と適切な賠償によってこの事件が完全に解決したことを歓迎している」。Microsoftインターネット安全執行チームのティム・クラントン弁護士は談話の中でこう述べている。

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