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アドビ、脆弱性や問題点を修正した「Adobe Reader 7.0.1」を公開

» 2005年04月04日 18時45分 公開
[ITmedia]

 アドビシステムズは4月1日付けで、「Adobe Reader 7.0」に存在する脆弱性やバグを修正した「Adobe Reader 7.0.1」を公開した。Windows版Macintosh版がそれぞれダウンロード可能なほか、アップデート機能を通じてインストールが可能だ。

 Adobe Reader 7.0には、Internet ExplorerからActive Xコントロール経由でPDFファイルを開いたとき、悪意あるユーザーがファイル名やパスを把握していた場合に、ローカルファイルの存在を知られてしまうという脆弱性が存在する。この問題自体はそれほど危険性の高いものではないが、この問題について情報を公開したNISCCでは、こうして集められた情報がさらなる攻撃につながる可能性を指摘している。

 問題を修正するには、バージョン7.0.1にアップグレードを行えばよい。この修正版ではほかにも、細工を施したPDFファイルを開くと、Adobe Reader/Acrobatがクラッシュしてしまうという問題が修正されているほか、Microsoft Officeのドキュメント内にあるPDFファイルへのハイパーリンクがサポートされている。

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