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MS、海賊版ソフト流通業者を提訴

» 2005年04月12日 08時30分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月11日、海賊版ソフト対策の一環として、偽ソフトの販売や流通にかかわっていたシステムビルダーとリセラーを相手取り、米7州で8件の訴訟を起こしたと発表した。

 Microsoftは1997年から、流通しているソフトが正規版かどうかを確認するためのプログラムを導入。ディーラーからソフトやソフトコンポーネントを入手してチェックし、正規ソフトでない場合はディーラーに停止命令を送付、正規ソフトの入手方法について指導している。

 今回の訴訟はこのプログラムに基づき、Microsoftから違法行為の中止を求められた後も偽ソフトの販売を続けていたシステムビルダーとリセラーを、著作権と商標権侵害で訴えた。同社は昨年11月にも同様の訴訟8件を起こしている。

 米国内のコンピュータで使われているソフトのうち、偽ソフトや海賊版などライセンスのない製品が占める割合は22%に上る(Business Software Allianceの統計)。偽ソフトが流通すれば、正規ソフトを扱っている正直な業者が打撃を受けるとMicrosoftは強調している。

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