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Googleニュースに便乗の新ワーム「Crowt.D」

» 2005年04月12日 08時44分 公開
[ITmedia]

 感染するとGoogleニュースのページを開き、主要ウイルス対策ソフトメーカーのサイトにアクセスできなくしてしまうワーム「Crowt.D」が検出された。Trend Microでは総合的な危険度は「低」、ダメージ度と感染力は「高」と評価している。

 Trend Microのウイルス情報によれば、このワームは電子メールで拡散し、感染すると米Googleのニュースサイトを開く。電子メール本文には同サイトから収集した内容が含まれることもある。感染システムからメールアドレスを収集し、自前のSMTPエンジンを使って自らのコピーを送りつける。

 感染するとWindows HOSTSファイルを書き換えて、主要セキュリティ企業のサイトへのアクセスを遮断。ユーザーを別のサイトにリダイレクトしてしまうという。

 バックドア機能も備え、リモートからのコマンドを実行。ユーザーのシステム上でファイルのコピーやプロセス実行、キー入力のログ記録などを行い、収集した情報を外部に送信する。

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