Adobe Systemsは4月12日、Linuxプラットフォーム向けの無償ドキュメントツール、Adobe Reader 7.0を公開した。Adobe LiveCycleを利用した、ビジネスプロセスや、よりセキュアなドキュメント操作が可能になり、Linuxデスクトップ市場の拡充に役立つとしている。
Novellのプラットフォームグループでプロダクトマーケティングを担当するエド・アンダーソン副社長は「Adobe ReaderはNovell Linux Desktopを利用している顧客がWindowsユーザーと協調作業するために欠かせないツールの1つだ」と歓迎する。
Adobe LiveCycleのサーバサイドではRed Hat Enterprise Linuxがサポートされているが、デスクトップでもRed Hatがサポートされ、非常に喜んでいるとRed Hatのパートナー開発担当副社長であるマイク・エバンズ氏はコメントしている。
Adobe Reader 7.0はLinux上でAdobe LiveCycleと連動し、PDF、XML、ビジネスロジックを組み合わせたインテリジェントドキュメントの仕組み、Adobe Intelligent Document Platformを構成する。
Adobe ReaderはAdobe PDFの無料ビュワーで、Windows、Macintosh、PDAをはじめとするさまざまなプラットフォームで提供されている。最新版のAdobe Reader 7.0はAcrobat 7.0 Professionalで作成した文書のセキュリティコントロールに対応し、Yahoo! Search機能も備える。Linux版はRed Hat Linux、SUSE LINUX、Turbolinux、Red Flag Linuxをサポートしている。
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