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NY州検察、スパイウェア配信のネットマーケティング業者を摘発

» 2005年04月29日 08時33分 公開
[ITmedia]

 米大手インターネットマーケティング会社Intermix Mediaが、スパイウェアやアドウェアをひそかにユーザーのPCにインストールしていたとして、ニューヨーク州検察は4月28日、虚偽広告と詐欺的な事業慣行を禁じた州法に基づいて同社を提訴したと発表した。

 州検事総長事務所の調べによれば、Intermixが運営するサイトでは、スクリーンセーバーやゲームなどの「フリー」ソフトをダウンロード提供しているが、同社はこれらソフトと一緒に広告配信プログラムを密かに配布。ポップアップを表示させる「KeenValue」や、Intermix傘下の検索エンジンにWebをリダイレクトさせる「IncrediFind」、画面上に広告「ツールバー」を表示させるプログラムなどをユーザーのPCにインストールしていた。

 これらスパイウェアはIntermixや代理業者が運営する少なくとも10サイトで配信され、ユーザーには何の告知もないか、誤解を招くような告知しかしていなかった。この手口でニューヨーク州内だけでも370万本以上のプログラムがダウンロードされたという。

 州検事総長事務所では6カ月にわたる捜査を経てIntermixを訴追。裁判を通じて同社に対し、スパイウェアをひそかにインストールする行為の中止と罰金支払いなどを求めている。

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