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MSと東芝が包括クロスライセンス、デジタル家電開発を加速

» 2005年05月13日 15時53分 公開
[ITmedia]

 東芝と米Microsoftは5月13日、デジタル家電やPC関連の特許を相互利用できるクロスライセンス契約を4月末に結んだと明らかにした。東芝のハード技術や映像処理技術とMSのソフト技術を組み合わせ、ネット対応家電などの開発を加速する。

 対象は、情報処理システムとデジタル家電分野の特許。細かな対象分野は非公開だが、デジタル家電やPCが含まれているもようだ。ネットワークに対応したデジタル家電や、PCと家電との融合製品などに活用されると見られる。契約期間や金額など、条件は明らかにしていない。

 Microsoftは2003年から知的財産について他社に開放する方針を打ち出しており、包括的なクロスライセンス契約を日本の家電メーカーと結んだのは初めてとなる。

 デジタル家電分野では特許紛争が頻発する一方、ライバル企業同士のクロスライセンス契約締結が進んでいる。ソニーと韓国Samsung Electronicsは昨年12月に包括的なクロスライセンス契約を締結。松下電器産業と韓国LG電子も今年4月、PDP技術などに関するクロスライセンスを結んでいる。

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