STBにATOK、テレビの日本語入力を容易に

[ITmedia]

　ジャストシステムは5月18日、日本語入力システム「ATOK」の組み込み機器版をセットトップボックス（STB）に提供すると発表した。トランザスが6月出荷予定の新製品に搭載し、大手ホテルや病院などを中心に年間2万台の導入を見込む。

　トランザスの新製品「TRZ8208」が採用するWebブラウザ「Oregan Browser3.0」（英Oregan Networks製）に組み込む。STBで文字入力する際、従来は画面上に表示されるソフトキーボードを使う場合が多かった。ATOKを搭載することで、リモコンやキーボードでの入力が可能になる。

　STBは、オランダPhillipsと共同開発した「インタラクティブテレビ」として、薄型テレビと一体化した形で販売する。テレビ視聴とネット接続のほか、モーニングコールなど宿泊施設向け機能などを追加できる。システムはWindowsベース。