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IntelのCEO交代、オッテリーニ氏が正式就任

» 2005年05月19日 08時13分 公開
[IDG Japan]
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 ポール・オッテリーニ氏が5月18日、Intelの37年の歴史上5人目のCEOに就任した。エンジニアの経歴を持たない人物が同社のトップに立つのは初めて。

 オッテリーニ氏は、1998年以来CEOを務めていたクレイグ・バレット氏の後任となる。バレット氏は会長に就任する。オッテリーニ氏の昇格は昨年のIntel取締役会で決定。本社のあるカリフォルニア州サンタクララで18日開かれた年次株主総会で正式な人事となった。

 現会長のアンディ・グローブ氏は退任するが、今後もIntel経営陣への助言に当たる。バレット氏とオッテリーニ氏が経営トップに就いた今、経営に携わる創業メンバーは誰もいなくなる。

 オッテリーニ氏は、新しい役職で自分の意見に耳を傾けさせる考えであることを示唆。「私に電話する必要はない。私からかけるから、というのが私のモットーだ」と冗談交じりに語った。

 バレット氏は今後もIntelとの深いかかわりを保つと見られる。Intelのメッセージを世界中に広めるために引き続き積極的な出張をこなし、米国の教育システム改善を説いて回ると、先月のインタビューで話していた。

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