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松下、超小型の400MHz帯小電力通信通信モジュールを開発

» 2005年05月19日 19時54分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業ホームアプライアンスグループは5月19日、400MHz帯を使用した超小型の小電力無線通信モジュールを開発したと発表した。今秋をめどに実用化する計画で、ホームセキュリティや家電などへの応用を図っていく。

 従来は別々のチップで構成していた無線回路部とアプリケーション用マイコンを、業界で初めて1チップ化した。パターンアンテナも一体化し、12×16×1.3ミリと1円玉サイズに収めた。省電力化し、コイン電池で1〜10年と従来の約3倍となる長時間駆動が可能。通信速度も14.4Kbpsと従来比2倍に高めた。

 家電用通信規格のエコーネットにも対応可能。車載関連や電子棚札など、家庭用から業務用まで幅広い応用が期待できるとしている。

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