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ケンウッド、6期ぶり復配

» 2005年05月20日 19時33分 公開
[ITmedia]

 ケンウッドが5月20日発表した2005年3月期連結決算は増収だったものの、AV製品の価格下落などの影響で減益となった。繰り越し損失を解消したため、6期ぶりの復配を6月の株主総会に提案する。年間配当2円に復配記念の1円を加え3円とする。

 売上高は1811億1200万円(前期比1.3%増)、営業利益は70億6100万円(同44.0%減)、経常利益は49億9600万円(同45.0%減)、純利益は48億3600万円(同33.9%減)。

 主力のカーエレクトロニクス事業は売上高1047億7200万円と前期比4.0%上回ったが、価格下落が厳しく営業益は同約7割弱の減となる22億1400万円にとどまった。「シアターナビ」が大幅赤字となったほか、新潟県中越地震の影響で基幹半導体の調達コストが上昇した。

 ホームエレクトロニクスは競争が激しく、売上高188億6700万円に対し営業損失19億2300万円を計上した。フラッシュメモリプレーヤーは好調だったが、ホームシアター分野の低迷をカバーしきれなかった。

 今期連結業績予想は売上高が1800億円、経常利益が50億円、純利益が60億円。

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