米Dellは高価なテイストの新しいハイエンド製品カテゴリーでPC事業を強化する計画だ。同社幹部が6月2日に明らかにした。
まだ名前のないこの新カテゴリーは、1200〜3500ドルのデスクトップPCとノートPCで構成されると同社コンシューマー事業チーフマーケティングオフィサー兼副社長マイク・ジョージ氏。
Dellは自社のPC事業に磨きをかけ、さまざまなタイプの顧客に向けた製品を開発していると同社の広報担当者は話している。サポートパッケージのない安価なベアボーンPC――DellのWebサイトで簡単に見つけられる――を望む顧客もいれば、付加機能やパーソナライズされたサポートオプションのついた強力なマルチメディアPCを求める顧客もいるとこの担当者は話す。
Dellは既にゲーマー向けのハイエンドデスクトップ・ノートPC「XPS」を提供している。だが同社は目の肥えた顧客向けの強力なシステムをもっと幅広く提供したい考えだという。新しい製品ラインには、新しいサポートパッケージが付いてくる予定だ。
ここ数カ月のDellのプロモーションのほとんどは、プリンタとITサービス事業を離陸させるためのものだった。しかしPC販売は依然同社の主力事業である。PC出荷は向こう数年成長が鈍化すると見られており、Dellとそのライバル各社は次第に成熟するPC製品を販売する新たな手段を見出そうとしている。
ジョージ氏によると、Dellの新しいPCは今年後半に投入される予定だ。
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