半導体製造装置の業界団体SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)が6月9日発表した報告書によると、中国では2005年から2008年にかけ、半導体製造施設が20件新設される見通しだ。
SEMIの推計では、中国本土で2004年、新しい半導体製造装置の販売額は27億3000万ドル、中古製造装置の販売額は1億8000万ドルに達した。
世界の半導体製造に占める中国のシェアは現在は比較的小さいが、製造施設とパッケージング工場の新設件数はほかの国に比べて増加。中国で使われるシリコンウェハーの数も激増しているという。
中国には、ウェハー製造施設を持った国内、合弁、多国籍の半導体メーカー35社以上が拠点を置いているほか、組み立て/テスト企業200社、パッケージング素材供給の多国籍企業20社、地元の半導体製造装置メーカー40社が存在する。中国の半導体製造装置企業と関連組織では中央政府に対し、高度なツールの研究・開発に向けた投資を働き掛けているという。
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