NTTコミュニケーションズは6月14日、最大で約1万3000件分の顧客情報を記録したノートPCが、本社ビル(千代田区)から盗まれたと発表した。
同社によると、ノートPCには、マンション向けブロードバンドサービス「IPコネクトアクセス」に2月から5月に申し込まれた開通工事に必要な情報が保存されていた。
保存されていた情報には顧客の名前、マンション名、部屋番号、電話番号、回線ログインID、回線認証パスワード。ISPのIDやパスワード、口座番号などは含まれてないという。
ノートPCには社内規定に基づき、ICカード認証とファイル暗号化によるセキュリティ対策が施されているという。現時点では情報が流出した事実は確認していないという。
同社の説明では、ノートPCは本社ビル内の座席キャビネットに6月7日に収納したが、6月9日に紛失が判明。社内調査で発見できなかったため、盗難と判断して警察に被害届を出した。
本社ビルはICカードによる入退出管理を実施している。今後はノートPCを確実に施錠して保管するなど、対策を徹底して再発防止に全力を挙げるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR