Computing Technology Industry Association(CompTIA)は6月14日、500近くの会員組織を対象としたセキュリティに関する年次調査結果を発表した。この調査によれば、回答者の36.8%がブラウザを使った攻撃の犠牲となっていた。2年前の調査では、ブラウザを経由したファーミング攻撃は25%だった。
フィッシング攻撃も増えている。過去12カ月でフィッシング攻撃を受けた組織は昨年の18%から25%に増加した。
ウイルスやワームの被害は全体の3分の2と引き続き高水準ではあるが、昨年の68.6%からわずかに減じているという。
「セキュリティソフトウェアが進化し、ネットワーク、アプリケーション、OSの脅威を探知する能力は進んでいるが、ハッカーはパッチをリバースエンジニアリングし、脆弱なシステムへの対抗策を48時間以内に立ち上げている」とCompTIAの最高執行責任者であるブライアン・マッカーシー氏は述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR