米IBMとID認証技術を手がけるIdentrusは7月6日、金融機関向けセキュリティで提携したことを発表した。
提携の下、IBMのeServer zSeries用OS(z/OSバージョン1.5以上)はIdentrusの「Identrus Compliant Program」プログラムを通じて認定を受け、セキュアな電子取引を行うための電子証明書をユーザーに提供する。
z/OSは金融機関に多く使われているOSであり、Identrusの認定を受けることで、IBMは同OSを利用する顧客が強力な認証とセキュアな電子取引環境を提供できるようにするという。
Identrusの認定により、z/OS 1.5以上を使っている顧客は自ら認証局の役割を果たし、独自のセキュリティポリシーに従ってデジタル証明書の発行とライフサイクル管理ができる。これにより外部のベンダーに電子証明書の発行、管理を頼む必要がなくなり、手続きが合理化され、ひいてはコスト削減につながるかもしれないとIdentrusは発表文で述べている。
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