電子書籍やDTP関連の企業50社以上が出展する「デジタルパブリッシングフェア2005」(主催:東京国際ブックフェア実行委員会、リード エグジビション ジャパン)が7月10日まで、東京ビッグサイトで開かれている。今年は、携帯電話やPSPなど携帯型端末に電子書籍コンテンツを表示する展示が目立った。
ボイジャーは、PSPやiPod Photo、デジタルカメラなどを電子書籍ビューアーにできる「T-Time 5.5」「azur 1.5」を展示(関連記事参照)。ビブロポートも、写真集コンテンツをPSPやフォトストレージなどに表示して見せていた。
携帯電話向け電子書籍サイトを大々的にプロモーションする企業も多い。凸版印刷は、広いブースほぼ全域を使って同社の電子書籍サイト「Bitway-books」をPR。「ラブひな」など人気コンテンツをアピールしていた。
セルシスは、携帯電話向け漫画作成ソフトで培った技術を応用し、携帯電話向け写真集システム「BeView」を開発した。漫画コンテンツと写真集をセットにし、コスプレイヤー向けプロモーションツールといった用途を提案していく。
大日本印刷は、写真や絵などをデザインを変えずに2次元バーコード化できる「mobile IMPULSE」を展示している。携帯でポスターや雑誌など撮影し、サーバに送信すれば、サーバが画像の特徴を認識し、関連情報のサイトURLが送られてくる仕組み。画像がブレたり回転しても認識できるという。QRコードと違って対応URLをサーバ側で変更できるのも売りだ。
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