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ミューチップがカードサービスに進出

» 2005年07月13日 19時10分 公開
[ITmedia]

 日立製作所ユビキタスプラットフォームグループは7月13日、世界最小クラスの非接触ICチップ「ミューチップ」を使ったカードサービスシステムを開発した。今夏からナムコのアミューズメント店舗で利用が始める予定。

photo カードチャージャーとミューチップ内蔵カード

 開発したのは、ミューチップを内蔵したプラスチックカードと、新規カード発行やポイントチャージなどを行える「カードチャージャー」。日立ケーイーシステムズと共同開発した。

 ミューチップ自体はあらかじめ一意のIDが記録されたROMのため、ユーザーのデータやポイントはチャージャー経由でサーバが管理する仕組み。カードを紛失してもカードからは情報が漏れる恐れがないという。カード自体も安価にでき、従来の非接触ICカードと比べ半分以下で済むとしている。

 まずナムコの実験店「LEDZONE」(東京都大田区)に納入した。アミューズメントスポットやテーマパークなどでの活用を想定し、本年度下期からの製品化を検討している。

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