国連作業部会、インターネット統治案の一本化には至らず
インターネット統治のあり方を検討する目的で国連が設置した独立作業部会Working Group on Internet Governance(WGIG)が提言をまとめ、7月14日、報告書を提出した。提言は11月にチュニスで開かれる世界情報社会サミットで検討される。
2003年の世界情報社会サミットで採択された宣言では、多国間主義と国際組織の関与を原則としてうたっており、今回の報告書はこれに基づいてインターネット統治のさらなる国際化を提言した。
ただ、インターネット統治のモデル案を一本化するには至らず、可能性のある4モデルを併記。1)特定の監督組織は置かず、ICANNの統治諮問委員会(GAC)の役割を強化する、2)ICANNの権限に関連した公的ポリシー問題に対応する機関を新たに設置する、3)GACに代わる新組織を設置して幅広いポリシー権限を持たせる、4)インターネットポリシーガバナンス、監督、国際間調整の各機能を担う3組織を新設する――という案を示している。
また、スパムやサイバー犯罪などインターネットガバナンスに関係した問題に対応するため、各国政府、民間セクター、市民組織など全関係者の対話の場として国際フォーラムを創設することも提言した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Tesla、新型「Roadster」発表 SpaceX技術で“飛べる”モデルも 日本でも予約受付中
-
2
「『楽天カード公式』から詐欺メール」報告相次ぐ ドコモメールに公式マーク付きフィッシング、一部企業の認証設定に脆弱性
-
3
コミックシーモア、不正アクセスの可能性でサービス停止 メンテ終了時期は未定
-
4
研究者グループ、中国Tencentのクラウド上の“逸脱”AIエージェント群と交信 報告書の隠しテキストで呼び込む
-
5
「セキュリティソフトも売ってるのに」ソースネクスト会員情報漏えい、パスワード含む最大2252万件 API不正利用される
-
6
Microsoft、3つの国際的な犯罪ネットサービスを解体へ 日本狙った詐欺がきっかけ
-
7
Microsoft、社内エンジニア数万人を対象に「Claude Code」「Copilot CLI」導入の影響を分析 生産性どう変わる
-
8
バーガーキング、約1118万件漏えい 公式アプリ会員システムに不正アクセス
-
9
緊急地震速報「震度7」は誤報、東伊豆町が謝罪 研修中の人為的ミス
-
10
デジハリ大、「Claude」を全学導入へ──国内初、“回数気にせず”使い放題に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR