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富士写の第1四半期は減益

» 2005年07月29日 17時51分 公開
[ITmedia]

 富士写真フイルムが7月29日発表した2005年4〜6月期連結決算は、営業利益が前年同期比21.9%減の311億9200万円となった。デジタルカメラが北米で苦戦している上、原材料価格の上昇なども響いた。

 売上高は6251億8100万円(前年同期比2.2%増)、税引き前利益は325億3000万円(同21.3%減)、純利益は159億5800万円(同25.9%減)。

 イメージングソリューション部門の連結売上高は、同14.1%減の1681億円。デジタルカメラは成長が鈍化している北米市場で苦戦しているが、国内では高感度モデル「FinePix F10」と薄型「FinePix Z1」が好調。デジタルミニラボの新規需要は一段落し、販売が減った。

 インフォメーションソリューション部門はFPD向け材料など、ドキュメントソリューション部門はデジタル複合機、レーザープリンタの欧米向け販売がそれぞれ拡大し、増収だった。

 通期の連結業績予想は前回から変わらず、売上高2兆7000億円、営業利益1700億円、税引き前利益1640億円、純利益850億円。

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