セイコーエプソンは8月4日、プリンタ用インクジェットカートリッジの特許権を侵害していた中国企業と和解が成立したと発表した。
「上海中材デジタル科技発展有限公司」が製造販売していたエプソン用インクカートリッジが特許権を侵害しているとして、上海知識産権局に対し侵害品の差し止めを申請した。裁判によらず、中国当局への行政差し止め処分を申請したのは日本企業では初のケースだとしている。
和解により、上海中材デジタルは市場に流通している「B&C」「倍喜」ブランドのカートリッジを自主回収・破棄し、製造設備や在庫も廃棄する。損害賠償額などは公表していない。
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