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「たとえ敗訴しても会社は存続できる」とSCOのマクブライドCEO

» 2005年08月09日 07時27分 公開
[IDG Japan]
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 米SCO Groupはたとえ法廷での争いに敗れたとしても、事業は存続できるとの考えをCEOが示した。この根拠として、SCOのUNIX事業は黒字を出しており、来年1月には多額の訴訟費用請求のつけを免れることになっていると同氏は話している。

 「当社がこれを始めたとき、この質問(もし敗訴したらどうなるのか)を投げ掛けられ、『会社としてはお手上げだ』と私は答えた。しかし現在、そうなるとは思っていない。訴訟費用には上限があり、UNIX事業は黒字だ。総合的に考えれば長期的な持続が可能だ」。ダール・マクブライド氏は8月5日のインタビューでこう語った。

 マクブライド氏は、ラスベガスで開催のリセラー向けイベントSCO Forumを前に、IDG News Serviceの取材に応じた。

 同氏によれば、2006年1月までに、同社が費やす訴訟費用は4000万ドル近くに達する見通しだ。しかし1月の支払いを済ませてしまえば、法的サービスの支払いは全額「永久に」払い終えることになる。この時点で、四半期につき200万ドルを超えていた訴訟費用がSCOのバランスシートに計上されることはなくなる。

 2004年8月にSCOは、弁護団との間で訴訟費用の上限を3100万ドルとする契約を取り付けたと発表していた。

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